2016年 07月 05日
新しい腎臓の血液検査 |
こんにちは、獣医師の江口です!
最近、新しい腎臓の血液検査が行われるようになったのでご紹介します
特に中高齢の猫ちゃんに問題となる慢性腎臓病という病気は、うまくおしっこを作れなくなる病気です
おしっこの役割は
1.ミネラルバランスや水分量を調節する
2.体内の老廃物を排泄する
なので腎臓病は、水分を失い、ミネラルバランスが崩れ、排泄物が体内に蓄積することで
元気食欲低下、体重減少、尿量増加
飲水量増加、嘔吐下痢などの症状が出ます
壊れた腎臓は戻りません
進行のスピードを抑えることしかできません
つまり、早期発見が重要なんです!
しかし、残念ながら今までの腎臓の血液検査項目であるBUNとクレアチニンは
1.腎臓がおよそ75%以上壊れないと異常値を示さない
2.腎臓以外の要因に影響される
という問題がありました
そこで、腎臓病の早期発見のために開発されたのがSDMAという項目です
SDMAは、
1.腎臓の異常を早期にとらえられる
2.腎臓以外の要因に影響されない
3.検査費用がお手頃
という特徴があります
したがって、中高齢の猫ちゃんの健康診断の項目にぴったりです
今、腎臓病の症状がなくても、それはまだ腎臓が我慢して悲鳴を挙げていないだけかもしれません
中高齢の猫ちゃんを飼われていらっしゃる飼い主様方
健康診断として新しい腎臓チェックオススメです
最近、新しい腎臓の血液検査が行われるようになったのでご紹介します
特に中高齢の猫ちゃんに問題となる慢性腎臓病という病気は、うまくおしっこを作れなくなる病気です
おしっこの役割は
1.ミネラルバランスや水分量を調節する
2.体内の老廃物を排泄する
なので腎臓病は、水分を失い、ミネラルバランスが崩れ、排泄物が体内に蓄積することで
元気食欲低下、体重減少、尿量増加
飲水量増加、嘔吐下痢などの症状が出ます
壊れた腎臓は戻りません
進行のスピードを抑えることしかできません
つまり、早期発見が重要なんです!
しかし、残念ながら今までの腎臓の血液検査項目であるBUNとクレアチニンは
1.腎臓がおよそ75%以上壊れないと異常値を示さない
2.腎臓以外の要因に影響される
という問題がありました
そこで、腎臓病の早期発見のために開発されたのがSDMAという項目です
SDMAは、
1.腎臓の異常を早期にとらえられる
2.腎臓以外の要因に影響されない
3.検査費用がお手頃
という特徴があります
したがって、中高齢の猫ちゃんの健康診断の項目にぴったりです
今、腎臓病の症状がなくても、それはまだ腎臓が我慢して悲鳴を挙げていないだけかもしれません
中高齢の猫ちゃんを飼われていらっしゃる飼い主様方
健康診断として新しい腎臓チェックオススメです
by soyokaze-ah
| 2016-07-05 23:46
| 江口