2013年 09月 25日
新たな治療薬になるか!? |
先日、また面白いニュースを見つけました。
アトピー性皮膚炎の治療にたいしての記事。
アトピーで悩む患者さんはとても多く、こういった記事はつい興味をひかれます。
それは、バリア機能で重要なフィラグリン蛋白の発現を促進しアトピー性皮膚炎の症状を改善させる化合物を発見したというもの。
アトピー性皮膚炎ではバリア機能が低下することで異物に対する免疫応答が過剰に誘導され症状が悪化する可能性があります。
このバリア機能を保つ上で重要な働きを担うフィラグリン蛋白の発現を促進し、アトピー性皮膚炎の症状を改善させる化合物を世界で初めて発見しました。
アトピー性皮膚炎の約20~30%の患者さんにこのフィラグリン遺伝子の異常がみられます。
また、アトピー性皮膚炎の患者さんのほぼすべての方でフィラグリン蛋白が低下していることが知られています。
研究の結果、JTC801という物質が培養表皮細胞のフィラグリンの発現を上昇させることがわかりました。
次にヒトの皮膚に近い表皮培養にこのJTC801を加えたところ、フィラグリン蛋白の発現が亢進しました。
また、アトピー性皮膚炎の動物モデルを用いた実験では、JTC801を内服させたマウス群で皮膚のフィラグリン蛋白が発現亢進しており、このことでアトピー性皮膚炎様の症状が改善することがわかりました。
なんだか聞きなれないカタカナや英語が並んで難しくみえますね(^_^;)
ただ、今回の研究成果に基づき、新たな治療戦略、特に新規内服治療剤の開発が期待されます。
それが動物にも応用できればいいですね(*^_^*)
アトピー性皮膚炎の治療にたいしての記事。
アトピーで悩む患者さんはとても多く、こういった記事はつい興味をひかれます。
それは、バリア機能で重要なフィラグリン蛋白の発現を促進しアトピー性皮膚炎の症状を改善させる化合物を発見したというもの。
アトピー性皮膚炎ではバリア機能が低下することで異物に対する免疫応答が過剰に誘導され症状が悪化する可能性があります。
このバリア機能を保つ上で重要な働きを担うフィラグリン蛋白の発現を促進し、アトピー性皮膚炎の症状を改善させる化合物を世界で初めて発見しました。
アトピー性皮膚炎の約20~30%の患者さんにこのフィラグリン遺伝子の異常がみられます。
また、アトピー性皮膚炎の患者さんのほぼすべての方でフィラグリン蛋白が低下していることが知られています。
研究の結果、JTC801という物質が培養表皮細胞のフィラグリンの発現を上昇させることがわかりました。
次にヒトの皮膚に近い表皮培養にこのJTC801を加えたところ、フィラグリン蛋白の発現が亢進しました。
また、アトピー性皮膚炎の動物モデルを用いた実験では、JTC801を内服させたマウス群で皮膚のフィラグリン蛋白が発現亢進しており、このことでアトピー性皮膚炎様の症状が改善することがわかりました。
なんだか聞きなれないカタカナや英語が並んで難しくみえますね(^_^;)
ただ、今回の研究成果に基づき、新たな治療戦略、特に新規内服治療剤の開発が期待されます。
それが動物にも応用できればいいですね(*^_^*)
by soyokaze-ah
| 2013-09-25 19:52
| 村上