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食物アレルギー

先週は月に一回のフードに関する院内セミナーがありました。
今回のテーマは『皮膚疾患に対する食事管理』
ワンちゃんの皮膚病で悩まれてる飼い主様も多いのではないでしょうか?

フードについてということで、昨日の鈴木さんのブログと連続してしまいますが…
今回は食物アレルギーの子に対するフードについて書こうかと(^_^;)

食物アレルギーの反応を起こす可能性のある成分としましては、ほとんどがタンパク質です。
タンパク質は分子量が大きく、抗原として認識されやすいのです。
そこでそのリスクを軽減させるために…

今までに摂取したことのない⇨新奇タンパク質
消化性がよい⇨小さくなりやすい

といった工夫がされています。
代表的な療法食としまして

◎新奇タンパク食
これまでに摂取した機会が少ないないだろう食物(ラム肉、魚、タピオカなど)が使われているので、アレルゲンとして認識されにくい。
•セレクトプロテイン(ロイヤルカナン)
•d/d(ヒルズ)
•皮膚アシストFP(ユーカヌバ)など。

◎加水分解タンパク食
タンパク質を加水分解処理をしてあらかじめ小さくしている。
•低分子プロテイン(ロイヤルカナン)
•z/d(ヒルズ)など。

◎アミノ酸フード
さらに小さくアミノ酸まで加水分解したフード。理論上アミノ酸はアレルギーの反応は起きません。上2種類の食事でもまだアレルギー症状が改善されない時に使われます。
•アミノプロテクトケア(ノバルティス)、これはジャガイモだけは普通に使っているので、そのタンパク質から反応が出るかも。
•アミノペプチド フォーミュラ(ロイヤルカナン)、今月新発売され、タンパク質を不使用。
また8ヶ月~1年程使うことで免疫記憶細胞がリセットされるのだとか!
そうすればフードもまた戻していくこともできるかも♪
食物アレルギーで長い期間悩まれてる方にとって、除去食試験として用いるのには最適かと思います(#^.^#)

アレルギー症状が、除去食試験から改善されない又は一部しか改善されない時…

アトピー性皮膚炎の併発であったりもします

皮膚のバリア機能を改善するフードを選ばれるのも一つの手段かと思います。

ただ症状の変化を観察するのに1~2ヶ月はかかります。
その間他の食物は全て中止しなければ意味がありません。
本当に根気が必要になってきますね…(^_^;)

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by soyokaze-ah | 2011-12-21 04:25 | 村上 | Trackback

埼玉県さいたま市中央区与野の動物病院「そよかぜ動物病院」のスタッフがお届けするブログです!


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