ウクライナ紛争再び |
中国のオリンピックを終えたばかりなのに、今回、突如、軍事行動を起こしたロシア政府。
プーチンは核兵器の使用も辞さない考えで、諸外国に手を出すなと威嚇しております。
今回のウクライナ問題の背景には色々考えさせられます。
実はこうなる前からいろんな布石がありました。
中国はおそらくオリンピック直前からこうなることを予想していたと考えていました。
なので、オリンピック開催中はロシアは軍事行動を起こさない代わりに、中国に後ろ盾を約束したのでしょう。
中国のオリンピックの前に習近平とプーチンは会談をして、その時に今回の軍事行動の後ろ盾を中国に迫ったと考えられます。
実はロシアのウクライナ侵攻は今回が初めてではなく、前回のソチオリンピック直後もプーチンはウクライナ東部に侵攻して多くの死者が出ました。
今回もオリンピック直後にウクライナ侵攻しています。
ここで
少しロシアとウクライナの関係についてひもといていきます。
ウクライナと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
私はチェルノブイリです。その事故の時にキエフは当時のソ連に見捨てられました。
このことを発端にウクライナ国民感情的に反共産主義の感情を有していたのは想像できます。
そして、事故の責任はソ連ではなく、ウクライナにあるとして、歴史の闇に葬り去られました。
その後、ソ連の崩壊が生じました。
ロシアはソ連崩壊後にウクライナが独立することを認めざる得ませんでした。
しかしその後、ウクライナは経済破綻。
ウクライナはたまらず、ロシアに経済援助を求めます。
ロシア政府は経済援助をする代わりに、西側諸国のNATO入りを認めないように要請しました。
しかし、今回、ウクライナはNATO入りを求めたことにより問題が表面化してしまった。
プーチンとしては裏切られた感じです。
しかし、権力を有し、世界最高の軍事国家のメンツを保つために軍事行動に出ました。
なぜロシアがウクライナにこだわるのか
1、プーチンによるウクライナに対する感情的な問題
ソ連からウクライナが独立してその後、経済的な支援をしていたのにもかかわらず、NATOに加盟されるのは裏切り行為と考えて報復攻撃をしている
2、西側諸国に対する天然ガス供給窓口を守る
ウクライナは西側のNATO諸国に天然ガスを補給するパイプがロシアからウクライナ経由で供給されています。
3、ウクライナがNATOに加盟してしまうと、ロシアの面目が潰され、さらに、他のロシアに帰属していた地域が独立運動する火種になりかねない。
4、ウクライナを失うことは、プーチンにとってロシアの弱体化を示す結果につながる
5、そして、最悪なのが、ロシアの有する軍事力を世界にアピールする絶好のチャンスともプーチンは考えている。
ただ、アメリカも今回はこの火種を大きくしたいと考えていると思います。
数週間前から、わざと危機を煽る報道やミスリードを仕掛けて、ロシアのウクライナ侵攻を誘導させる思惑が垣間見れます。
ロシアは天然ガスの需要が大きいため、ロシアとの紛争悪化は、石油資源にまた頼らざる得ない現実に直面せざる得ません。
結果手にカーボンニュートラル(脱炭素)から脱却できないことにつながります。このままだと、天然ガスが高騰し、石油に依存することになり、石油・ガソリン価格のさらなる高騰につながります。結果的に、電気料金の高騰が生じ、世界はエネルギー高になっていくでしょう。
アメリカの株価が2ヶ月前から利上げ報道を受け、NASDAQの暴落、それは今回のことを折り込むような形でした。
過去のデーターからも言えることですが、株価が下がる時に必ず戦争が起きます。911やイランイラク戦争・・・・
まるで、こうなるのが仕組まれていたような感想を実感してます。
さらに、この構図は新たなる冷戦を生み出し、
それに乗じて国民の不安を煽り軍需産業に恩恵をもたらす可能性もあります。
仮想敵国があった方が、国は分断せず、選挙を控えている大統領にとっても政治的に掌握しやすいのはうなずけます。
ウクライナ紛争が
早期に決着し、ウクライナの人々の命が少しでも助かることを祈っています。
「日本は果たして何ができるのか?」
はっきり言って、ロシア・中国をこれ以上刺激したくない日本政府は傍観者と決め込むでしょうね。
NATOにも属してないのでG7で平和的な解決を模索するしかないのではと感じます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220224/k10013498911000.html
