埼玉県さいたま市中央区与野の動物病院「そよかぜ動物病院」のスタッフがお届けするブログです!


by soyokaze-ah

カテゴリ:飯塚( 54 )

最近自分の家のワンちゃんネコちゃんがお水をよく飲むようになっていませんか??

今日は意外に怖い「お水をよく飲むようになった」という事についてお話ししたいと思います。

お水を飲んでおしっこをいっぱいするという症状は病気の徴候として「多飲・多尿」と呼ばれます。

順序としては、尿がいっぱいでる→水を飲みたくなるという場合も多いので「多尿・多渇」と表現される事もあります。

この症状は色々な病気の症状のひとつとしてでる事があるので要注意です。

まずじゃあどのくらい水を飲んでいたら異常なの?というと、

1日あたり
犬では90ml/kg以上
猫では45ml/kg以上

の水を飲んでいたら異常値となります。

原因は様々で腎臓病や、糖尿病などのホルモンの病気が多いですが、他にも様々なものがあります。

もし昔に比べてよく水を飲むようになったなぁ、と思ったら早めにかかりつけの病院で検査することをオススメします!^ ^
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by soyokaze-ah | 2017-07-18 20:35 | 飯塚 | Trackback
こんにちは!
獣医師の飯塚です。

先日の土、日曜日にお休みを頂いて、大宮ソニックシティで行われた合同学会(日本獣医麻酔外科学会、循環器学会、画像診断学会)に参加してきました。

各分野の専門医による講演や研究報告などを聴ける貴重な機会でしたので、朝から夜までとても楽しく興味深く聴かせて頂きました(眠くもならず!)。

一般講演は勿論のこと、犬用三次元動作解析装置による犬の関節の動きの研究やサラブレッドの骨関節疾患に対する内視鏡手術など、これから期待される分野や普段見る機会の無い分野の研究報告なども聴いていて楽しいものでした!

今回得られた情報は日々の診療に還元できるよう院内で検討していきたいと思います!

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by soyokaze-ah | 2017-06-20 22:23 | 飯塚 | Trackback
例えば自分のわんちゃんのお腹の中に検査でしこりがあると言われたとします。
こうなると次にでる疑問はそのしこりは何なの?もしかしてがんなの?などだと思います。

今回は腫瘤が見つかった後のその腫瘤の正体(がんなのか?)の診断について書いていこうと思います。

1.確定診断について
まず前提として知っておいて欲しいこととして、がんの「確定診断」には、原則として「腫瘍細胞を体から採取すること(腫瘍細胞が存在することを証明する)」が必要になります。

レントゲンや超音波検査などではもちろん、体表にあって触れるものであってもそれだけでそれが腫瘍なのか、良性か悪性なのかなどは強く疑う事は出来ても確定は出来ません。

それを確定診断する為に細胞を取って顕微鏡でみる検査、いわゆる生検が必要になるんですね。

2.生検って何?
生検とは体から病変の一部を採取して検査する事です。
方法としては大まかに言うと主に2つで
①細い針でつっついて針の中に入ってきた細胞を調べる(細胞診)
②病変をある程度の大きさで切り取る、または病変全体を切除して調べる(組織診)

となります。もちろんそれぞれにメリットデメリットがあります。

①(細胞診)
メリット→細い針でつっつくだけなのであまり痛みがなく、麻酔が必要になることがほとんど無い!
確定診断まではつかない場合でも今後の方針を決める事に役立つことも多い。

デメリット→少量の細胞の種類や形を見るだけなので確定診断出来る可能性はあまり高く無い(一つ一つの細胞のある程度の種類や悪そうな形をしてるかはわかるが、組織の中にどんな風に浸潤していってるかなどはわからない)。
腫瘍細胞か取れてこないこともある。

②(組織診)
メリット→確定診断出来る可能性が非常に高い!
組織の中のどこで腫瘍が発生し、顕微鏡レベルで周りの組織に腫瘍細胞がどのくらいまで浸潤しているかがわかる。

デメリット→組織をある程度か全て切除する為、全身麻酔が必要(体表であれば局所麻酔で取れることもある)。

メリットデメリットを簡単にまとめるとこんなところでしょうか。
ただ結局のところ「確定診断」する為には最終的に組織診をする必要があることが多いんですね。。

そんな事を言っても、じゃあ体表やお腹の中に腫瘤みたいなものが見つかったら何でも全て組織診までやって確定診断しなくてはいけないの?というと必ずしもそうではありません。

病変が経過観察(±細胞診)でいいものか、麻酔をかけて組織診(場合によっては治療も兼ねた切除)までして「確定診断」する必要性が高いものかは発生部位やそれまでの経過、その他の検査に依存しますのでこれらを総合して判断し、飼い主様と話し合いの上で決定します。

お腹の中に何かしこりがあるからすぐに手術で取らないとダメです!という事では無いんですね。

近年動物にあまり負担をかけないで行える超音波検査機器などの発達で、腹腔内のがんも発生部位や細胞診、画像診断検査などを総合することで、全身麻酔をかけて腫瘤を切除する前に、挙動や種類を予想できる事が多くなってきました。

当院も腫瘍科の診療に力を入れており、院外の患者さんのご希望があればセカンドオピニオンの提供などもおこなっておりますので、お気軽にご相談下さい!

〈腫瘍科担当〉
飯塚哲也 (日本獣医がん学会腫瘍科認定医II種)
山崎泰輔(院長)

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by soyokaze-ah | 2017-05-08 21:41 | 飯塚 | Trackback
獣医師の飯塚です。
花粉症の時期ですね008.gif鼻が詰まって仕方ないです…。

もうすぐ4月になりますが、昨年度から振り返ってみるとどうも腫瘍と確定される患者さんが増えています。
詳しい健康診断を受けるわんちゃんネコちゃんが増え、偶発的に発見できる事も増えたからかも知れませんが、それにしても多くなったような…。

悪性腫瘍(いわゆるがん)が見つかるパターンは色々ですが、体表の腫瘤を飼い主様がみつけて調べてみたら…、というパターンも多いですが、厄介なのは体の中、胸腔や腹腔内に出来るタイプのがんですよね。。
このタイプは症状が出てから見つかる事も多く、発見が遅れる事が多いです。

では早期発見にはどうしたらいいかと言うとこれも中々難しいです。
何故なら健康診断の触診や血液検査などでは異常が検出出来ないことも多々あるからです。

たまに、人医療のような血液や尿検査で腫瘍を予測出来ないのか、いわゆる腫瘍マーカーは無いのか?と言ったことを聞かれることがあります。

獣医療においては腫瘍マーカーは研究はされているものの利用出来るものがかなり限られ、現段階ではあまり当てにすることが難しいのが現状です。

このあたりの話を始めると長くなってしまうので次回にまわすとして、

結局のところ自分としては腫瘍を含めた病気の早期発見の為にお勧めするとしたら、「超音波検査を含めた」健康診断を年に1回は行うのが良いと思っています。
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なんて偉そうな事言ってますが早く自分自身の健康診断受けに行かないとだなあと思う今日この頃です。
by soyokaze-ah | 2017-03-18 07:02 | 飯塚 | Trackback

年末ですね

獣医師の飯塚です。
クリスマスも終わって今年もいよいよ終わりが近づいて来ましたね001.gif

本当に一年はあっという間ですね。病院の猫ちゃんの成長を見ていてもしみじみ思います005.gif
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ちょっと最近は太り気味なので2人ともダイエット中です。

通常診療は12月28日までですが、病院自体は特別診療として年末年始も午前は診療していますので、緊急の場合はご連絡下さい!
by soyokaze-ah | 2016-12-28 02:06 | 飯塚 | Trackback

おしっこが出ない?

最近おしっこの様子がおかしいとの理由で来院されるわんちゃんネコちゃんが多くなってきました009.gif

その中でも今回は『おしっこが出ない』という時のお話です。

おしっこが出ない時の症状は、何度もトイレに行く、おしっこの構えをしている時間長くなるなどがあります。

ただしこの症状が出ている子全てが本当におしっこが出ていないかと言えばそうでも無く、例えば膀胱炎の時などは残尿感からおしっこがたまっていないのに何度もトイレ行くなどの症状が出る事があります。

それでは本当におしっこが詰まっていた場合です008.gif

原因は様々なんですが、多いのは尿道結石や猫の尿道栓子による尿道閉塞です。

尿道閉塞に関していくつか覚えておくと良い事としては、
・オスに圧倒的に多い
・24時間以上完全閉塞が続くと全身症状(食欲不振や元気消失、嘔吐など)が出る
事が多い
・閉塞が続くと腎不全から死に至る

などでしょうか。

治療は速やかに閉塞を解除すると共にその閉塞を起こした原因の除去になります。

尿道閉塞は発見が早ければ全身的な影響が出る前に治療ができる反面、発見が遅れれば急性腎不全など致死的な影響を引き起こす怖い病気でもあります002.gif

何かおしっこの様子がおかしいな?と思ったら注意してみてあげて、初期の症状を見逃さない事が大事です!
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by soyokaze-ah | 2016-10-21 14:19 | 飯塚 | Trackback
こんにちは!
雨ばかりの日々が続きますね。。
といっても自分は外出する日以外は雨の日も結構好きですが003.gif

結構間が空いてしまいましたが、前々回くらいに『ショック』の病態について書きましたので、その続きです。

ショックは全身への血液供給が上手くいかなくなり多臓器不全なる病態(例えば大量出血で血液が極端に不足した時)でしたが、アナフィラキシーショックとはどういったものでしょうか?

これはいわゆるアレルギー反応によって起こります。

原因は昆虫刺傷、薬剤、ワクチンなどがあります。

アレルギー反応によって、
・血管透過性亢進(血管から血液成分が漏れ出してしまう)
・血管拡張(血管が拡張してしまうと、血管の中の血液量が変わらなくても「相対的に」血液量が減ったようになってしまいますよね)

などが起こる為、大量出血などしていなくても低血圧になり『ショック』状態となってしまうわけです。


以上2回に分けてショックの病態について書かせて頂きました005.gif

一度は聞いたことがある(と思います)『ショック』の病態とはこんな感じなんだとイメージしやすくなってもらえれば幸いです001.gif


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by soyokaze-ah | 2016-09-26 20:53 | 飯塚 | Trackback

幽霊電車

こんにちは!
先日のお盆にお休みを頂いて実家に帰りました。

その時に以前ブログでも書いた仔猫の駅長さんのいる駅によってみました。
そこでちょっと恐いものを見ました002.gif

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写真の乗務員室のところに注目ですね。
何か人影が見えますよね…。



何かと思ったのですが、実はこれ今銚子電鉄で特別企画としてやっているお化け列車だったみたいです。

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知っていれば何てことないですが、知らずに見るとドキッとしますね。

夜中に見ると相当恐いです(笑)

ちなみに駅長の仔猫は駅員さんに貰われていったらしく、今はもう駅にはいませんでした026.gif
by soyokaze-ah | 2016-08-23 09:13 | 飯塚 | Trackback

「ショック」って何??

こんにちは!
暑い日が続きますね。。

最近救急で運ばれる子が多い気がします。今回はよく救急の場で効く「ショック」について書こうと思います005.gif

「ショックを起こした」とか「アナフィラキシーショック」などショックという言葉自体はテレビでも本でも聞いたことはあると思いますが、実際ショックとはどんな病態を指すのでしょうか?
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ショックとは「急激な全身性循環不全の為臓器を構成する細胞機能が障害された結果生じる症状や徴候の総称」とされています。。

…!?(・_・;

分かりづらいですよね‥。

簡単に言えば、
「何かの原因で急激に、上手く血液が全身を回らなくなってしまい多臓器が酸素不足の状態になってしまう」イメージでしょうか。。(分かりづらかったらすみません…008.gif

血液というのは身体中の臓器に酸素を運んでいます。

例えば大量出血などはいきなり体の血液を失うので、全身に血液が行き渡らなくなり→全身の臓器が酸素を十分にもらえず→多臓器の機能障害と進むのはイメージしやすいのでは無いでしょうか?

これがショックです。

ただしショックと言っても原因が様々ある所がややこしいんです009.gif

たとえば蜂などに刺されて起こるアナフィラキシーショックはよく効くと思いますし、これもショックのひとつです。

でも蜂に刺されても別に大量出血するわけでもないし体の血液量は変わらないのになんでショックを起こしてしまうんでしょうか?

次回以降はこのあたりについて書いていきたいと思います(あんまり長いと読みづらいですよね…)。
by soyokaze-ah | 2016-07-13 00:29 | 飯塚 | Trackback

6月になりましたが…

獣医師の飯塚です。
暑くなってきましたね。。去年こんなに暑かったでしょうか…?
ついつい冷房のスイッチに手を伸ばしたくなるのを我慢している今日この頃です008.gif

6月は学会が多く、18、19日の春季合同学会(日本獣医麻酔外科学会、循環器学会、画像診断学会)、25、26日の日本獣医がん学会出席の為お休みを頂いております。ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願い致します。

近年獣医療の進歩はめざましく、診断や治療法も日々研究され更新されていく為、このような各方面の専門医の集まる学会での情報は非常に重要です001.gif

学会での専門医による講演や討論は聴いていて、とても為になることばかりです。。

また参加している大学時代の友人と会って近況を聞いたりできるのもいい刺激になりますね!003.gif

学会で得た情報は病院に持ち帰り、日々の診療に生かしていきたいと思います!
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by soyokaze-ah | 2016-06-08 07:00 | 飯塚 | Trackback