2010年 07月 14日
子犬誕生2 |
松本です。今日も、引き続き子犬の話題です。
昨日、帝王切開により
無事4頭のかわいいチワワの赤ちゃんが生まれました
本来、わんちゃんは自然分娩で赤ちゃんを産むことができる場合が多いのですが
1、もともと体の小さい犬種である(チワワ等)
2、母体に対し胎児が大きく成長しすぎてしまった
3、前回も帝王切開で産んだ
などにより、自然分娩では産めないわんちゃんもいます。
今回のわんちゃんもその例で、
自然分娩では難しいと判断し、
飼い主様に産む兆候がでたらいつでも連絡するようお伝えしていました。
それと同時に病院スタッフには
朝でも夜でも起こすから・・・と伝えてありました。
朝でも夜でもというのは
分娩はだいたい夜中から朝方にかけて起こるからなのです。
スタッフを総動員させるというのは
帝王切開で子犬を母犬のお腹から取り出し、
赤ちゃんを蘇生させることが必要でそれに人員が必要だからなのです。
分娩する前に様々な兆候がみられますが
大事なのは分娩24時間前くらいに体温が1度下がるということです。
なので、わんちゃんがお腹の大きくなったら毎日体温測定をして
いつ分娩がはじまるかの予想をしておくことが必要です。
今回は運よく
朝に飼い主様から体温が一度下がったと連絡があり、
病院スタッフも十分そろっていて
万全な態勢でのぞむことができました。
帝王切開というのは
母子同時に助ける手術なので以下の3つが必須でどれかが欠けるとうまくいきません。
1手術をするいいタイミング
2適切な麻酔のかけ方
3素早く的確な手術と子犬の蘇生
1について:早くても遅くても死産になったり母犬も亡くなることがあります。いつ行うかの見極めが重要で、母犬に産む兆候があるのになかなかでてこなかったり、1頭目はでたのに2頭目はでないなどよく観察することが必要になります。病院では陣痛促進剤を使用しその結果により判断をすることもあります。
2、3について:手術をするわけですから無麻酔では産めません。全身麻酔をかけることになるのですが、通常の麻酔方法では胎児側にも深い麻酔がかかり蘇生できないことがあります。なので、なるべく胎児に麻酔をかけないよう工夫して麻酔し、短時間で胎児をとりだすことが必要です。とりだしたら、そのままにしておいても麻酔がかかっていているので息をしません。なので、その赤ちゃんを人が麻酔から覚醒させて自発呼吸するよう導くのです。今回は院長が赤ちゃんをお腹からあっという間に取り出し、その赤ちゃんを大槻先生が受け取り蘇生させていました。
大槻先生は人のお母さんでもあるからか?やはりその道のプロですね。赤ちゃんはまかせておけば安心で、手術しているそばでピーピー赤ちゃんの声が鳴り響いていました。こんな手術時は特に獣医師その他スタッフが複数いる強みが出ます。
手術を終えた母犬を子犬のそばに連れていくと
待っていましたというばかりに
子犬たちが母犬のおっぱいに群がっていました。
手術が終わったばかりですから辛いでしょうに必死に耐えていました。
おっぱいがたくさん出て、すくすく育つといいですね。
これから、母犬、そして飼い主様の睡眠不足生活が待っているでしょうが
体に気をつけて頑張っていだたきたいです。今回は、飼い主様の適切な判断と母犬の頑張りで無事生まれたこと大変嬉しく思っています。感動を与えてくれたチワワちゃんに深く感謝致します。
そして、今回いなかったいつもブログ書いてくれているチェさん、立ち会わせてあげられなくてごめんなさい。次はきっと立ち会えるから怒らないでくださいね・・・。
最近私のモルモットはいろんな野菜をみんながもってきてくれるので
大きく(太って)きています。わんちゃんにもだいぶ慣れ、
この前もお預かりのチワワちゃんとゲージ越しにあいさつしてました。
昨日、帝王切開により
無事4頭のかわいいチワワの赤ちゃんが生まれました
本来、わんちゃんは自然分娩で赤ちゃんを産むことができる場合が多いのですが
1、もともと体の小さい犬種である(チワワ等)
2、母体に対し胎児が大きく成長しすぎてしまった
3、前回も帝王切開で産んだ
などにより、自然分娩では産めないわんちゃんもいます。
今回のわんちゃんもその例で、
自然分娩では難しいと判断し、
飼い主様に産む兆候がでたらいつでも連絡するようお伝えしていました。
それと同時に病院スタッフには
朝でも夜でも起こすから・・・と伝えてありました。
朝でも夜でもというのは
分娩はだいたい夜中から朝方にかけて起こるからなのです。
スタッフを総動員させるというのは
帝王切開で子犬を母犬のお腹から取り出し、
赤ちゃんを蘇生させることが必要でそれに人員が必要だからなのです。
分娩する前に様々な兆候がみられますが
大事なのは分娩24時間前くらいに体温が1度下がるということです。
なので、わんちゃんがお腹の大きくなったら毎日体温測定をして
いつ分娩がはじまるかの予想をしておくことが必要です。
今回は運よく
朝に飼い主様から体温が一度下がったと連絡があり、
病院スタッフも十分そろっていて
万全な態勢でのぞむことができました。
帝王切開というのは
母子同時に助ける手術なので以下の3つが必須でどれかが欠けるとうまくいきません。
1手術をするいいタイミング
2適切な麻酔のかけ方
3素早く的確な手術と子犬の蘇生
1について:早くても遅くても死産になったり母犬も亡くなることがあります。いつ行うかの見極めが重要で、母犬に産む兆候があるのになかなかでてこなかったり、1頭目はでたのに2頭目はでないなどよく観察することが必要になります。病院では陣痛促進剤を使用しその結果により判断をすることもあります。
2、3について:手術をするわけですから無麻酔では産めません。全身麻酔をかけることになるのですが、通常の麻酔方法では胎児側にも深い麻酔がかかり蘇生できないことがあります。なので、なるべく胎児に麻酔をかけないよう工夫して麻酔し、短時間で胎児をとりだすことが必要です。とりだしたら、そのままにしておいても麻酔がかかっていているので息をしません。なので、その赤ちゃんを人が麻酔から覚醒させて自発呼吸するよう導くのです。今回は院長が赤ちゃんをお腹からあっという間に取り出し、その赤ちゃんを大槻先生が受け取り蘇生させていました。
大槻先生は人のお母さんでもあるからか?やはりその道のプロですね。赤ちゃんはまかせておけば安心で、手術しているそばでピーピー赤ちゃんの声が鳴り響いていました。こんな手術時は特に獣医師その他スタッフが複数いる強みが出ます。
手術を終えた母犬を子犬のそばに連れていくと
待っていましたというばかりに
子犬たちが母犬のおっぱいに群がっていました。
手術が終わったばかりですから辛いでしょうに必死に耐えていました。
おっぱいがたくさん出て、すくすく育つといいですね。
これから、母犬、そして飼い主様の睡眠不足生活が待っているでしょうが
体に気をつけて頑張っていだたきたいです。今回は、飼い主様の適切な判断と母犬の頑張りで無事生まれたこと大変嬉しく思っています。感動を与えてくれたチワワちゃんに深く感謝致します。
そして、今回いなかったいつもブログ書いてくれているチェさん、立ち会わせてあげられなくてごめんなさい。次はきっと立ち会えるから怒らないでくださいね・・・。
最近私のモルモットはいろんな野菜をみんながもってきてくれるので
大きく(太って)きています。わんちゃんにもだいぶ慣れ、
この前もお預かりのチワワちゃんとゲージ越しにあいさつしてました。
by soyokaze-ah
| 2010-07-14 21:51